14歳からのプログラミングープログラミング書籍を初心者向けに評価


更新日:2023年9月20日

うまさくプログラミングでは
プログラミング初心者向けに書籍レビューを行っています。

今回は
「14歳からのプログラミング」を評価してみます。

目次構成

時間割のようになっていて
○○時間目といった表現になっています。

1時間目 コンピューティングシステム

  • 第1章 コンピュータ科学って何?
  • 第2章 コンピュータて何?
  • 第3章 どうやってコンピュータとやり取りするの?

2時間目 データ分析

  • 第4章 情報を保存する
  • 第5章 情報を収集して利用する

3時間目 ソフトウェアエンジニアリング

  • 第6章 コンピュータシステムを設計する
  • 第7章 テストする
  • 第8章 ドキュメントを作成する
  • 第9章 フィードバックを取り入れる
  • 第10章 共同作業する

4時間目 アルゴリズムとプログラミング

  • 第11章 アルゴリズムを使う
  • 第12章 プログラミング言語
  • 第13章 コンピュテーショナル思考

5時間目 プログラミングの基本

  • 第14章 変数
  • 第15章 条件文
  • 第16章 ループ
  • 第17章 イベント
  • 第18章 プロシージャ

6時間目 Scrachのでのプログラミング

  • 第19章 Scratchを始めよう
  • 第20章 基本的なアルゴリズム
  • 第21章 データと演算
  • 第22章 「制御」ブロックと「イベント」ブロック
  • 第23章 スクリプトを使い回す

7時間目 Pythonのでのプログラミング

  • 第24章 Pythonを始めよう
  • 第25章 Pythonの変数
  • 第26章 文字列
  • 第27章 数値の変数
  • 第28章 リストと論理式
  • 第29章 forループ
  • 第30章 whileループと入れ子ループ
  • 第31章 Pytonの条件分
  • 第32章 関数

8時間目 ウェブ開発

  • 第33章 インターネットって何?
  • 第34章 サーバーセキュリティ
  • 第35章 基本的なウェブページを作る
  • 第36章 HTMLのテキスト要素
  • 第37章 リンク要素
  • 第38章 CSSを使ってスタイルを変更する
  • 第39章 CSSを使って要素のスタイルを変更する

書籍の構成

コンピューターの基礎知識から始まり
概念、開発手法、プログラミングの基礎といった内容を
時間目ごとの単位で説明している。
そして、時間目の最後には、理解度チェックとして
簡易テストが容易されている。

読みやすさ

プログラミング系の書籍の場合は、活字が多くて眠くなる要素が満載だが
この本に限っては文字のフォントが優しく
イラストも多く利用されているので
非常に読みやすくなっている。

また、このようなループ文に関してのページでも
とても見やすく表現されている。

文章だけで構成されている技術書だと
字の多さに酔ってしまい、寝落ちするパターンが多いけど
カラーと色使いが優しいのと
時間目で区切ることが出来る構成なので
初心者にも抵抗なく学べると思う。

難易度

本の1/3程度をコンピューターの基礎からプログラミングの基礎で
構成されている。
残りの2/3は、ScratchとPythonを利用したプログラミング学習となっている。

Scratchを採用をしていることで
楽しみながら学ぶことが出来る。

最初からコーディング系のプログラミング言語だと
難しくて、そこで挫折してしまうケースが多い。

Scratchを学びながら
簡単なプログラムが作れるように構成されている。

Pythonでは、基本的なプログラミングを教えている。
変数、リスト、ループ、分岐などを学び
簡単なプログラムが作れる。

また、最後の時間目では
ウェブ開発について学べる。

インターネットの仕組みを理解して
HTML言語、CSS(スタイルシート)を学び
簡単なホームページが作れるようになっている。

まとめ

全体的に説明もわかりやすく
イラストがたくさん使われていることで
活字酔いもせずに、楽しく学ぶことが出来る。

14歳からのプログラミングという本のタイトルなので
対象は中学生以上だと思われる。
ちなみに、ふりがなは使われていない。

大人がプログラミングの基礎を学ぶ最初の本としては
いい本だと思う。初心者には買いではないかと思う。
ただし、あくまでも基本的な事しか学べないので
ファイルを使ったり、データベースを使うようなプログラミングを
学ぶには物足りない。



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